"マーチン・ルーサー・キングJr. Day -レイシズム / Martin Luther King, Jr. Day - 'Racism'"
今日2008年1月21日(1月の第3月曜日)は、「マーティン・ルーサー・キング・デー (Martin Luther King, Jr. Day)」です。アメリカのナショナルホリデー(祝日)です。(*ちなみに、アメリカにおいて祝日となった故人は他にクリストファー・コロンブスとジョージ・ワシントンの2人。)以下、昨年、ワシントンDCに、マーチン・ルーサー・キング牧師の記念碑が、歴代大統領の記念碑に並び建設されることになったときの記事からの引用。
'A memorial is being built for Dr. Martin Luther King(>略してMLK) in Washington D.C. where only former Presidents of the U.S. are memorialized.'
「マーチン・ルーサー・キング牧師の記念碑が、歴代大統領しか記念されることがなかった、ワシントンDCに建設中」
*memorial 記念碑 memorialize 記念する
*being built (只今) 建築中、建設中
*Dr 本来、の意味は、「何らかの研究分野において、習得しえた人」、日本語で言うドクター(医者)の意味以外にも、博士の意味もあります。ここでは、牧師。
*D.C. the District of Columbiaの略。コロンビア地区。
*former presidents 歴代の大統領。former~以前の~
MLK "I have a dream"
I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of "interposition" and "nullification" -- one day right there in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.
I have a dream today!
I have a dream today!
(訳) 私には夢がある。ここから南のほうにあるアラバマ州には、悪質な人種差別をする者や、「干渉」や「無効」といった言葉を口にする州知事がいるが、そんなアラバマ州にも、いつの日か、黒人の子供たちが、白人の子供たちと、兄弟のように、手を取り合う日がくることを夢見ている。私には今、夢がある。
このスピーチには、もともと、アラバマ州で起きたある事件が背景となっています(ローザ・パークス逮捕事件)。それは、ある黒人女性が、バスの中で、白人専用席に座り、その席を譲ることを拒んだため、警察に逮捕されたという事件です。この事件を契機に、黒人の人権運動がおこり、マーティン・ルーサー・キングは、この運動を支持し続けました。そして、この差別に対する裁判で、国(連邦政府)は、「黒人差別」は、違憲だとしたものの、アラバマ州知事は、「地方自治にたいする干渉である」とか、「判決は、無効である」と述べていました。
マーチン・ルーサー・キング牧師は、アメリカの歴、史'War & Racism' (戦争と人種差別)、特に、「黒人差別」を知る上では、かかせない人物です。
彼は、裕福な黒人の家に生まれ育ちました。反暴力を訴えながら、平和的に、黒人の人権運動に貢献しました。(当時のアメリカでは、リンカーン前大統領によって、「奴隷制度」からは、解放されていたものの、依然、黒人に対する差別は続いていました。映画館や公共の乗り物には、白人専用席が設けられていました。)
その黒人の彼が、白人の歴代大統領に並ぶということは、また、歴史的に意味深いわけです。
アメリカにおける、'Black&White'の歴史(近年では、*Latino、*Asian等)、人種間における、偏見や差別というものは、これからのアメリカ、国際社会においての大きな課題となってくるでしょう。
*Latino、「らてぃ(ー)の」、ラテンアメリカ人、又、その家系を引くアメリカ人。主に、スペイン語を母国語とするメキシカンピーポー(メキシコ人)のこと。
→アメリカとメキシコの国境を、勝手に渡ってきて、大量に移民し、不法滞在などが問題となっている一方で、州によっては、低賃金でもよく働き、経済をささえる、もはや必要不可欠な
↓
労働源!(labor source)
となっている上、ここまで大量の不法滞在者を、いまさら取り締まっても、それだけの人数を収めるだけの、
↓
刑務所(Jail)もない!
というのが実情です...今後どうなることでしょう。
*Asian (中国人、日本人、韓国人、ベトナム人、タイ人、フィリピン人...及び、その家系をひくアメリカ人。)
ちなみに、'Asian glow'と言えば、
「お酒が顔に出る」
「酔って顔が赤くなる」ことです。
'man, you got an asian glow'
あと、'Asian 6-pack'とは、俗に言う
「バリバリに割れた腹筋」
↓
(6本入りのビールケースの形に似ているため、そう呼ばれる。)
↓
...のことではなく、
→高校などで、最も難しい
数学3コース+科学3コース=計6コース
のこと。そのコースを選択する学生に、Asianが多いことから、そういわれるそうです。Asian=理数系に強い!ってことでしょうか?
以下、先ほどのマーチン・ルーサー・キング牧師の記念碑の建設記念式における、ブッシュ大統領のスピーチです。
King's memorial, he said, "will unite the men who declared the promise of America and defended the promise of America with the man who redeemed the promise of America."
「キング氏の記念碑(の建設)によって、アメリカにおける(すべての人は平等であるという)約束事(人権保障)を宣言し、そしてそれを守り抜いた人々は、その約束を、取り戻した人(キング牧師)と共に、結束を深めることでしょう。」
*unite=団結、結束する
*declare=宣言、明言する
*promise=約束、ここでは、人権の平等のこと
*defend=(敵から)守る
*redeem=ここでは、名誉を挽回する、取り返す。→難しい単語ですX(
彼のスピーチが、特に注目を浴びる訳は、彼が、Racisct(レイシスト:人種差別者)といわれるからです。彼としては、白人ばかりの記念碑に、黒人が混じることに、嫌悪感を感じているでしょう。
しかし、支持率を考えつつ、歓迎のスピーチをしなければならない...という状況下でのスピーチでした。。
このスピーチから、彼が、国民の愛国心をあおることで、イラク戦争を、正当化しようという意図を感じられます。
ちなみに、黒人の主な呼び名は、
◎African American(アフリカ系アメリカ人)
○Black(黒人)
×Nigga(→基本的には、侮蔑的なスラングなんですけど、黒人同士わざと
'yo nigga. sup my nigga'
*sup=what's up
なんて呼び合ったりもします。
<マルコムX>
白人に対して「友好的、平和的」な方法で、黒人の人権回復を唱えたキング牧師と、よく、対照にされる人物に、Malcolm X(マルコム・エックス)がいます。彼は、キング牧師とは反対に、「暴力的」な方法を、唱えました。
「X」とは、「未知、分からない」という意味です。黒人たちの先祖が、アフリカから強制的に連れてこられたため、彼らの苗字は、後からつけられたものでした。そのため、マルコムXは、「本当の自分名前(苗字)は分からない」という意味を込めて、「X」と名乗ったのでした。
<クゥ・クラックス・クラン>
このほか、「Ku Kulx Klan」(KKK)と名乗り、'White power!'と叫ぶ、白人至上主義(金髪&青い瞳)の、「危ない集団」なども、関連キーワードです。
最語に、アメリカの歴史を知るたびに、考えさせられることがあります。それは、
「戦争と人種差別」。それなしに、アメリカを知ることはできません。しかし、さらに知ることは、それが「ひとごと」ではないということです。日本は、まだそのほとんどが日本人ですが、こういった「人種」が問題となる日も、遠い日ではないでしょう。
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